好きな女性に彼氏がいる。諦めるべき?女性を好きになったときの片思いとの向き合い方
好きになった女性に彼氏がいる。
ただでさえ女性を好きになったことに戸惑っているときなら、その事実を知った瞬間に「やっぱり諦めた方がいいんだ」と考えてしまうかもしれません。
「彼氏がいるなら女性は恋愛対象じゃないよね」
「好きでいるだけでも迷惑なのかな」
「そもそも女性を好きになった私がおかしかった?」
相手に恋人がいる以上、その関係を尊重することは大切です。
でも相手に彼氏がいることと、あなたがその女性を好きになった気持ちまで否定することは別の話です。
この記事では「奪えばいい」「すぐ諦めるべき」といった答えを出すのではなく、好きな女性に彼氏がいたときに何を考えればいいのか、実際にありそうなケースも交えながら整理していきます。
彼氏がいると知った瞬間、好きだった気持ちまで間違いに思えてしまう
男性を好きになった場合でも、相手に恋人がいると分かればショックを受けるでしょう。
ただ、女性同士の片思いではそこにもう一つの迷いが加わることがあります。
「彼氏がいる」という事実を「この人は男性しか好きにならない」という意味まで広げて受け取ってしまうことです。
さらに、自分が女性を好きになったことまで「勘違いだったのかも」と考えてしまう人もいます。
「相手には現在彼氏がいる」「相手がどんな性別の人を恋愛対象にするのか」「自分がその女性を好きだと感じている」。この3つは同じ話ではありません。
彼氏がいるという情報だけではその女性が異性愛者なのか、バイセクシュアルなのか、あるいは自分のセクシュアリティをどう考えているのかまでは分かりません。
もちろん「もしかしたら女性も好きかも」と期待して、現在の交際を軽く扱っていいという意味でもありません。
分からないことを都合よく決めつけない。その一方で自分の気持ちまで否定しない。その二つを分けることが大切です。
「彼氏がいる女性を好きになった」ある女性のケース
Aさんが気になったのは、友人を通じて知り合った女性でした。
最初は普通に話しやすい友達という感覚だったものの、何度か会ううちに二人で出かけたいと思うようになり、LINEの返信を待っている自分にも気づきました。
「もしかして好きなのかもしれない」と思い始めたころ、その女性に彼氏がいることを知りました。
Aさんが最初に感じたのは失恋というより「じゃあ、この気持ちは最初から意味がなかったんだ」という戸惑いだったそうです。
それまで男性としか付き合った経験がなかったこともあり「女性を好きになったと思ったこと自体が勘違いだったのかもしれない」と考えるようになりました。
けれど彼氏がいると知ったあとも、会えばうれしい。誰かと付き合いたいと思ったときに頭に浮かぶのも、その女性でした。
そこでAさんは「相手と付き合えるかどうか」と「自分が女性を好きになったこと」をいったん別に考えることにしました。
相手の交際中に気持ちを押しつけることはしない。でも自分の中にあった気持ちまで「なかったこと」にする必要もない。
そう考えられるようになってからすぐに恋を忘れられたわけではありません。それでも「私は何なんだろう」と自分を責め続けることは少なくなりました。
これは一つのケースにすぎません。
告白しないまま距離を置く人もいれば友達として付き合い続ける人もいます。時間が経って別の女性を好きになる人もいるでしょう。
大事なのは「この恋が叶わないかもしれない」ということと「女性を好きになった自分がおかしい」ということを結びつけないことです。
彼氏がいるからといって相手のセクシュアリティまでは分からない
彼氏がいる女性を好きになったとき、気になるのが「この人はノンケなのかな」ということです。
ただ、現在男性と付き合っているという事実だけで、その人のセクシュアリティすべてを外から判断することはできません。
男性にも女性にも惹かれる人もいますし、これまで男性としか交際したことがなくても後から女性を好きになる人もいます。
一方で、本当に女性を恋愛対象として見ない人も当然います。
だからこそ「彼氏がいるけど実は女性も好きなはず」と期待するのも「彼氏がいるから絶対に女性は無理」と決めつけるのも、どちらも相手本人の気持ちを置き去りにしてしまいます。
分からない段階では、分からないままにしておくことも一つの選択です。
相手に彼氏がいる今、どうするか
好きだと気づいたからといって、必ず何か行動を起こさなければならないわけではありません。
特に相手が交際中なら「自分はどうしたいか」だけでなく、相手の現在の関係も含めて考える必要があります。
好きだと自覚していても、相手が交際している間は告白しないという選択です。気持ちを持っていることと、それを相手に伝えることは別です。
一緒にいること自体が苦しくないなら今まで通り友達として付き合う方法もあります。ただし期待し続けることで自分がつらくなるなら、無理をする必要はありません。
会うたびにつらい、彼氏の話を聞くのが苦しいという場合は、自分を守るために距離を取ることもできます。嫌いになる必要はありません。
今好きな人を無理に忘れるという意味ではなく、友達やコミュニティなど新しいつながりを増やしてみる方法です。一人だけを見続けていたときとは違う気持ちが生まれることもあります。
「待っていればいつか付き合える」と決めてしまわない
好きな気持ちが強いほど「今は彼氏がいるだけ」「別れたら自分にも可能性があるかもしれない」と考えたくなることがあります。
そう思うこと自体は不自然ではありません。
ただ、その可能性だけを支えに長い間待ち続けると、自分の生活まで相手の恋愛状況に左右されてしまいます。
彼氏と別れるかどうかを頻繁に気にしてしまう
新しい出会いがあっても「この人を待っているから」と避けてしまう
友達として接しているのに、心の中ではいつか付き合えることを前提にしている
相手と彼氏の関係がうまくいっていると落ち込んでしまう
こうした状態が続いているなら「好きでいていいか」ではなく、この恋を抱え続けることで自分が苦しくなっていないかを考えてみてもいいでしょう。
好きな気持ちを今すぐ消すことはできなくても、自分の時間をその人だけに預けないことはできます。
諦めるかどうかを今日決めなくてもいい
「彼氏がいるなら諦めるべき?」と考えると、好きでいるか、完全に忘れるかの二択になりがちです。
でも人の気持ちはそんなにきれいに切り替えられるものではありません。
相手の関係には踏み込まない。でもまだ好き。今まで通り話すけれど少しだけ距離を取る。別の人との出会いにも目を向けながらそれでもしばらくは気になる。
そんな途中の状態があっても構いません。
時間が経てば自然に気持ちが変わることもありますし、思っていたより長く好きでいることもあります。
その間に「女性を好きになれる自分」に少しずつ慣れていくこともあるでしょう。
一人の女性への片思いと「女性との恋愛」を同じ結末にしなくていい
初めて好きになった女性に彼氏がいた場合、その一度の経験だけで「女性との恋愛は無理なんだ」と感じてしまうことがあります。
でも、それは女性同士だから叶わなかったとは限りません。
男性を好きになっても相手に恋人がいたり、気持ちが返ってこなかったりすることがあります。それと同じように、女性を好きになったときにも叶う恋と叶わない恋があります。
今回好きになった相手との関係がどうなるかと、これから先どんな女性と出会うかは別です。
もし今回のことで「自分と同じように女性を好きになる人とも話してみたい」と感じたなら、恋人探しだけに限定せず、まず女性同士でつながれる場所を知ってみるのも一つの方法です。
好きになったことまで後悔しなくていい
好きな女性に彼氏がいると分かったとき、すぐに気持ちを切り替えられなくても不思議ではありません。
だからといって相手の交際関係を壊そうとする必要もありません。
相手の今を尊重しながら、自分の気持ちも「なかったこと」にしない。その間で少しずつ、自分にとって無理のない距離を探していけばいいのだと思います。
この恋がこの先どうなるとしても、女性を好きになったという経験まで否定する必要はありません。今回の片思いの結末と、これから先のあなたの恋愛は別のものです。